ずっと運用してきたひふみ投信を解約しました。
このブログでは、私が実際にひふみ投信を解約した経験をもとに、解約のメリットとデメリット、解約のタイミング、そして解約方法について詳しくご紹介します。
私がひふみ投信を始めた時の思いや、解約を決断した理由もお伝えします。信託報酬の高さや運用の不調など、私が解約を考えた要因も紹介。
さらに、ひふみ投信の口座の閉鎖方法や解約後の選択肢についても触れます。ひふみ投信の解約に迷っている方や将来の運用について考えている方にとって、貴重な情報が詰まった記事です。
ひふみ投信を解約するべき?
ひふみ投信は、レオス・キャピタルワークスが運用する投資信託です。日本を代表するアクティブファンドの一つとして知られており、2023年5月現在で純資産総額は4500億円を超えています。
解約のメリットとデメリット
ひふみ投信の解約には、メリットとデメリットがあります。
メリット
- 解約手数料が無料
- いつでも解約できる
- 解約した資金はすぐに引き出せる(手続きから5営業日後)
などが挙げられます。
デメリット
- 解約した時点で評価額が下がれば損失になる
- 解約した資金は再投資できない
- 解約した資金は税金がかかる場合がある
などが挙げられます。
解約の際の注意点
ひふみ投信を解約するかどうかは、投資家の個々の状況によって判断する必要があります。短期的な利益を狙うのではなく、長期的な資産形成を目指す場合は、解約せずに保有し続けることも検討しましょう。
ひふみ投信の解約を検討している場合は、以下の点に注意しましょう。
- 解約するタイミングを慎重に検討する
- 解約した資金の再投資先を検討する
- 解約に伴う税金について確認する
ひふみ投信の解約のタイミング
ひふみ投信を解約するタイミングは、投資家の個々の状況によって異なります。しかし、一般的には、以下のタイミングで解約を検討するとよいでしょう。
- 投資目的を達成したとき
- 資金が必要になったとき
- 運用方針に変更があったとき
- 信託報酬が高すぎるとき
- ファンドの運用が不調なとき
私の今回の解約した主な理由も、「信託報酬が高すぎる・ファンドの運用が不調」だからです。
私がひふみ投信を始めた時
ひふみ投信を始めた理由は投資信託の完全初心者で、当時テレビでも活発に取り上げられていたからです。
毎月数万円ずつ積み立てて、数年後に積み立てをストップしてそのままほったらかしていました。
積立金額はその時々の余裕がある金額でたまに調整していました。
私がひふみ投信を解約した理由
何年もお世話になってきたひふみ投信ですが解約した大きな理由は以下の3つです。
- 信託報酬が高すぎる
- ファンドの運用が不調
- 新NISAを考えたとき、楽天証券に資金を集中させたかった
信託報酬が高すぎる
ひふみ投信はアクティブファンドなのでしょうがないのですがやはり、超低コストなインデックスファンドよりは圧倒的に信託報酬が高いです。
例えば今大人気で私も投資しているeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と比べるとこんな感じです。
信託報酬 | 一年100万運用した手数料 | |
---|---|---|
ひふみ投信 | 1.0780% | 約1万円ほど |
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) | 0.1133% | 約1000円 |
一年、100万を運用すると、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)だったら1000円、ひふみ投信だったら1万円かかるようなイメージで、だいぶ違いますね。
金額が大きくなるほどもっと違いも大きくなってきます。
投資信託で資産を増やしたい場合、この手数料が高いと複利効果が効きにくく資産が増えるスピードが遅くなってしまいます。
ひふみ投信を始めた頃はすごく成績も良かったため、「アクティブファンドだし成績もいいから」と思い、手数料より成績重視で考えていました。
ファンドの運用が不調
しかし、コロナ禍に突入したり、コロナ後の回復もあんまりだったりとひふみ投信が不調で手数料ばっかりかかってしまうので、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)で手数料激安のところで複利効果を効かせる作戦に変えようと思いました。
楽天証券のHPより引用
私がひふみ投信をはじめた当時はオルカン(オール・カントリー)みたいな手数料が激安の全世界株式が無かったと思うのですが、いい時代になりましたね。
新NISAを考えたとき、楽天証券に資金を集中させたかった
2024年から始まる新NISAでは、私は元々NISA口座がある楽天証券を引き続き使っていこうと思っています。
新NISAは投資枠が拡大し、年360万円、最大1800万円まで投資出来るので、もうほぼ楽天証券で管理してスリム化を図ろうと思いました。
新NISAの仕組みなどはこちらをごらんください。
もし、ひふみ投信の直販で新NISA口座を開設したら、ひふみ投信系しか選べなくなってしまいます。
新NISAはせっかく色んな選び方が出来るようになるのに、もったいないですし、もしひふみ投信に投資したくなったら楽天証券の中でも買えるので、それで良いかなと思います。
ひふみ投信を解約する方法は?
すごく簡単で、ひふみ投信のHPから数クリックで解約完了しました。
まず、画面右の方にある解約(換金)注文をクリック。
そうすると下の方の注文履歴に受付中・解約が表示されます。
5営業日目に自分の指定口座に振り込まれて完了です。
ひふみ投信のHPより引用
解約注文の数日後の画面
数日経つと、こんな感じで全部0円になり、処理済みと表示されます。
ひふみ投信の口座の閉鎖方法
上記だけだと口座を空にするだけなので、その後コミュニケーションセンターに電話かメールで連絡して「口座を閉鎖する」手続きをします。
- 電話番号:03-6266-0123
- もしくはメール
ひふみ投信のHPより引用
後日手続きの書類が送られてきて口座の閉鎖が完了です。
ひふみ投信は良い投資信託でした
このひふみ投信を解約した時はたまたま日経平均が3万円を超えて市場は大盛り上がりしていた時です。
しかもひふみ投信はずっと低調だったため、藤野さんがファンドマネージャーに戻ってきて立て直しを始め、ひふみ投信の基準価格の6万円を2年以上ぶりに回復したようで、そのことでもお祝いムードな最中での解約だったので、非常に後ろ髪をひかれる思いもありました。
ちょうど基準価格が6万円を回復したので、おまんじゅう(6まんじゅう)プレゼントといった楽しい企画のメールをいただきました。
ひふみ投信の口座を解約した後はジュニアNISAで
ひふみ投信で運用していた分は、子どもたちのジュニアNISA口座に割り振ってeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を購入し、引き続きほったらかし投資をしようと思っています。
できるだけ長く手をつけずに、大学生くらいで本当に必要になったときに引き出そうと思います。
投資とは何かというのも学べた
投資していると、お金が増えることばかり目がいきそうになるのですが、ひふみ投信は企業を応援することが投資といった考えを学べました。
実際にひふみ投信の人たちが企業を訪問してやり取りしている感じなどがとても伝わってきて、こうやってダイヤの原石みたいなものを見つけているんだなという事も知りました。
まとめ
たまたま解約した日が日経平均が3万円を回復したあたりの日だったので、ひふみ投信の評価損益がプラスでしたが、不調な時期も長く、手数料が高いのがどうしてもネックて、手数料が安いeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に乗り換えるために解約することにしました。
ですが、投資の完全初心者だったときにひふみ投信から始めたことで色んな投資の基本が学べたことはこれからの人生において良かったと思います。
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